2011年1月25日火曜日

文句なし!アベック優勝V3


男子決勝戦 副将追い付き大将が決めた

 優勝を懸けた一戦。興南に1―2とリードされた那覇は副将、大将が土壇場で勝利への執念を見せて逆転勝ち。劇的な全国切符に大浦勲監督は「お前たちの頑張りを見ていたら心を打たれる」と選手をたたえた。

 敗れるとチームの負けも決まる副将戦。那覇唯一の1年生嘉手納圭佑は先にコテを取られたが「何があっても勝つことだけ考えていた」。メンを奪い五分に戻すと残り10秒、「延長も考えたけど、相手が下がった」と一瞬のすきを見逃さず、再びメンを打ち込んだ。

 後輩が変えた流れに、大将の前田正太は「全国に行くと決めて練習してきた」と気迫の攻め。最後は「自然に出た」というコテで優勝を決めた。

 年末から県外遠征を重ねるなど、今大会に合わせ100試合近くこなしてきた。嘉手納は「変な試合をすることが多かったけど、監督が使ってくれたので恩返ししたかった」と結果で応えた。前田は「一人一人が役割を果たすことを確認しながらやってきた」と、一丸のつなぎに笑顔。

 2年連続で出場した全国選抜はベスト16。大浦監督は「先輩たちの壁を越えたい」と力を込めた。(大城大輔)

女子決勝戦 雪辱 一本も落とさず

 事実上の決勝となった2勝同士の最終戦。興南を2―0で下し、一本も落とさぬまま3連覇を決めると那覇のメンバーは涙を浮かべ抱き合った。

 「秋の新人大会で負けたので、絶対勝って、うれし泣きしようと決めていた」選手は口をそろえて喜んだ。大浦勲監督も「ミスがなく、百点満点の出来。根気よく最後まで戦えた」と選手を手放しでほめた。

 最終戦、「流れを大将まで持って行こう」と先鋒(せんぽう)高良千紘と中堅上間麻知子は、一本も落とさず、引き分けに持ち込んだ。次鋒の仲村望主将は「相手を勢いに乗せないように、先に仕掛けよう」と序盤で、接近戦から離れた直後の相手のすきにメンを決め、無我夢中のうちに2本目のメンも奪った。

 1―0からの副将戦で1年生下地まりかも「流れはこちらに来てる。自分が勝って決めよう」と強気の攻めでメンを奪った。新人戦で負けた悔しさを晴らし、目を潤ませながらも笑みが広がった。

 「危ない場面が一度も回ってこなかった」と笑顔を見せた大将八部明日香は、全国選抜大会に向けて「上を目指す」と意気込んだ。
沖縄タイムス(安里真己)平成23年1月24日記事より

2011年1月2日日曜日

謹賀新年2011年必勝











                             写真提供 座間味好美 局長
 
 新年を向かえ、さらなる飛躍、挑戦のために克己せんことを申し伝え候